酉の市 起源発祥の由緒正しき神社
浅草は千束三丁目、国際通りは千束五差路を過ぎると大通りに面して大きな鳥居と熊手が飾られています。
この鷲神社(おおとりじんじゃ)は天日鷲命(あめのひわしのみこと)様、日本武尊(やまとたけるのみこと)様をお祀りした由緒正しい神社です。
地元では「おとりさま」として親しまれ、散歩おやじの毎朝の散歩のスタート地点となっております。
また十一月の酉の日には、「酉の市(とりのいち)」が開かれ、それはそれは沢山の氏子の皆さんがお参りに参られます。
実はお寺さんと神社さんとダブルのご利益
鷲神社(おおとりじんじゃ)は天日鷲命(あめのひわしのみこと)様、日本武尊(やまとたけるのみこと)様をお祀りした由緒正しい神社だと説明いたしましたが、実は鷲神社(おおとりじんじゃ)のすぐ隣に、「鷲在山 長國寺(じゅざいさん ちょうこくじ)」というお寺さんがございます。
この「鷲在山 長國寺(じゅざいさん ちょうこくじ)」ですが、このお寺様の公式ページを拝見すると、江戸時代初期、寛永七年(1630年)に石田三成の遺子といわれる、 日乾(にちけん)上人によって、鳥越町(とりこえちょう)に 開山された、とございます。
日乾(にちけん)上人とは、日蓮宗霊場 北極星信仰で知られる「能勢妙見山」に銅像が祀られている日乾上人その方のことなのでしょうか?「鷲在山 長國寺(じゅざいさん ちょうこくじ)」の境内の最奥に「妙見堂」という祠がございますが、この祠は「能勢妙見山」をお祀りしたものなのでしょうか?
宇宙を含む全ての心理
「鷲在山 長國寺(じゅざいさん ちょうこくじ)」の公式ページには、ご本尊として「本門八品上行所伝本因下種(ほんもんはっぽん じょうぎょうしょでん ほんにんげしゅ)の南無妙法蓮華経」をお祀りしているとのことです。このご本尊は「宇宙を含むすべての心理」という意味なのだそうで、まさに日蓮宗霊場 北極星信仰で知られる「能勢妙見山」をイメージさせるご本尊だと思います。
鷲妙見大菩薩様の開運招福のご利益
鷲神社(おおとりじんじゃ)と「鷲在山 長國寺(じゅざいさん ちょうこくじ)」のご関係についてですが、日蓮大聖人様が上総国鷲巣(かずさのくにわしのす-千葉県茂原市)の小早川家(現在の大本山鷲山寺)にいらしたとき、にわかに明星(金星)が動き出し鷲妙見大菩薩様として示現されたと伝えられ、宝剣をかざして鷲の背に立つ姿から「鷲大明神」とか、「おとりさま」と呼ばれたと公式ページにて説明されております。
なるほど!
これで鷲神社(おおとりじんじゃ)と「鷲在山 長國寺(じゅざいさん ちょうこくじ)」のご関係が明らかになりましたね!
お酉さまでは、是非、鷲神社(おおとりじんじゃ)をお参りした後に「鷲在山 長國寺(じゅざいさん ちょうこくじ)」で「南無妙法蓮華経」のお念仏をお唱えしたいものですね。