俳句 待乳山聖天 浅草七福神

暑き日に山門見上げ般若経

待乳山聖天の新山門
待乳山聖天の新山門

子供の頃、聖天様のお山で遊んではならないと、強く教えられておりました。あまりに強い霊力のため、子供は魂が獲られてしまうのだと云われておりました。

そう言われれば、言われる程、遊びたくなり毎日お山で遊んでおりました。その頃は、まだ山谷掘の川沿いに沢山の猪牙舟があり、その船で生活をする家族が沢山いました。山谷に住む同級生達と学校帰りに遊べる最後の場所が、この待乳山だったのです。この場所で遊び、お互いに家が何処にあるのか聞かずに別れるのが暗黙のマナーでした。

以来、かれこれ半世紀、ほぼ毎日お参りしている待乳山に新しい山門が建ちました。龍神の恵みの大雨の中、数百人の信徒が集まり般若心経をお唱えしました。

おん まか きゃろにきゃ そわか

おん きり ぎゃく うん そわか

おん

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