聖武天皇以来1300年の歴史
石浜神社は、聖武天皇の時代、神亀元年(西暦724年)9月11日に鎮座されたと記録されております。約1300年のとても由緒正しき神社でございます。
写真をご覧いただければお分かりいただけるかと思いますが、白髭橋のたもとに位置し、隅田川からの清風流れる、とてもすがすがしいお宮でございます。
天照大御神様と豊受大御神様
ご祭神としては、天照大御神(あまてらすおおみかみ)様と豊受大御神(とようけのおおみかみ)様をお祀りしております。
東都では珍しく、伊勢神宮の内宮、外宮のご祭神の二柱をお祀りしております。
東都に住む我々としては、一生のうちに何度も伊勢神宮への参拝はかないませんから、とてもとてもありがたい「明神さん」でございます。
この場所は、浅草七福神めぐりの中では、唯一台東区内ではなく荒川区に位置する場所ですが、「ああ、来てよかった」と思えるほど、清らかな空気を感じることができます。
浅草名所七福神 寿老神(じゅろうじん)
こちらには、浅草七福神に数えられている、延命長寿の神様「寿老神」がお祀りされております。鷲神社にお祀りされておりますのは、「寿老人」。こちらの石浜神社にお祀りされておりますのは、「寿老神」でございます。両方とも浅草七福神に数えられております。
浅草七福神。浅草名所七福神とも呼ばれておりますが、全部で九つの社寺を巡ることになっております。
お正月の松の内(元旦から七日)の間にお参りするのが初詣の原型となっていたそうですが、九つの社寺となっているのは、「九は数の極み、一は変じて七、七変じて九と為す。九は鳩であり、集まる意味を持ち、また天地至数易では陽を表わす」という謂れから来ているとのことです。
浅草名所七福神会の『浅草名所七福神』
ちなみに、浅草七福神を巡られた後、白鬚橋を渡りますと、隅田川七福神のスタート地点「白鬚神社」がございますので、そちらにも足を延ばされてはいかがでしょうか。